mono-logue

2012年7月16日 13:28

 

第9回SKIPシティ国際Dシネマ映画祭2012
と素敵なゲストについて

文/関口裕子
 7月14日(土)から始まった「SKIPシティ国際Dシネマ映画祭2012」。埼玉県川口市にあるデジタル映像制作拠点SKIPシティで開催されているにもかかわらず、世界各国の若手作家の登竜門ともなっており、アカデミー賞にノミネートされた『17歳の肖像』ロネ・シェルフィグ監督や、カンヌ映画祭グランプリを取った『昔々、アナトリアで』ヌリ・ビルゲジェイラン監督も、同映画祭出身だ。

bfi.jpg BFIのトークイベントに出席した(右から)デクスタ・フレッチャー、ポール・マーフィ、アラン・パーカー監督

 今回も注目作多数。好みの作品探しは映画祭の公式ページをご覧いただければと思うが、ミーハー映画ファン的なポイントから紹介すると、『未知との遭遇』『ディア・ハンター 』『ウディ・アレンの 夢と犯罪』のヴィルモス・ジグモントが撮影している『死と乙女という名のダンス』や、『殯の森』『愛の予感』『ギリギリの女たち』の渡辺真起子が母親を演じる『チチを撮りに』、ミヒャエル・ハネケに学んだウムト・ダーが監督し、『ピアニスト』『白いリボン』"Amour"のスタッフが参加する『二番目の妻』などは見逃せないところ。

 今回、私的に一番盛り上がっているのはアラン・パーカー監督『ダウンタウン物語』に出演していたデクスタ・フレッチャーが監督の『ワイルド・ビル』。

 『ダウンタウン物語』(76)は、禁酒法時代の30年代シカゴを舞台に、マフィアの暗躍と恋を、全員子どもの役者が演じているミュージカル・コメディ。にもかかわらず、フレッチャー監督の役名はベイビーフェイス。グッときましたよ。主演はまだ胸よりお腹のほうが出ていた頃のジョディ・フォスターと、『超能力学園Z』のスコット・バイオというのも、今思えばツボ。この映画を好きな方は意外と多いらしく、昨年のBFI(ブリティッシュ・フィルム・インスティテュート)では、アラン・パーカー監督、リロイ・スミス役のポール・マーフィ、フレッチャーらが登壇し、同作品の観賞会と座談会イベントが行われている(イベントの模様はこちら)。

 『ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ』や『キック・アス』で個性派俳優の名を欲しいままにしてきた彼も、もはや46歳。満を持しての(?)初長編監督をSKIPシティに応募してくるとは(しみじみ)......! 

 もちろんデクスタ・フレッチャー監督のQ&Aも、2回ある上映の後に行われる予定。これは行かなくてはなるまい。

 SKIPシティ国際Dシネマ映画祭2012は、22日(日)まで開催。プログラムのスケジュールはこちら